後輩たちに残したもの ~ 夏季大会総括 ~

2014年08月14日 01:00

※表題の文章の前に、8月後半のスケジュールを、スケジュール欄で確認してください。

 

夏季大会が終了ししばらくが経ちました。

総括をするつもりでいながら、なかなかできていませんでした。申し訳ありません。

 

決勝戦終了後、ある監督からこんな話をされました。

「立命館の選手は毎試合、毎試合全力でプレーして全てを出し尽くしていたと思います。自分たちの長所を信じて、迷わずに、全力プレーが出来ていました。だから勝っても負けても、自分たちは全てを出し切れたという満足感がみられた。それが、決勝まで残った立命館と途中で負けてしまった私のチームの決定的な差だったと思います。」

 

1試合を通して全力を出し尽くす、というのは、簡単なようで実はいつでも誰にでも出来ることではありません。

 

消化不良で試合を終えてしまうこともあるし、自分の中では全力を出したつもりでも、傍(はた)から見ると余力が残っているようにみえる、ということもよくあります。

いつでも全力を尽くせる人もいれば、自分では出しているつもりでも実際は全力を尽くせていない人もいるのです。

 

上記の監督のチームは、明らかに選手個々のレベルは立命館を凌駕していました。

だから監督の言葉の裏まで読み取れば「立命館の選手は『下手だけど』毎試合全力でプレーして全てを出し尽くしていた」となり、『だから自分たちよりもうまいチームを相手に120%の力を発揮して勝つことが出来たのだ』となるわけです。

 

この3年生のチームが後輩に残してくれた財産は「いつでも全力でプレーし、自分たちの持っている以上の力を出し切る姿勢」だと私は思います。

 

毎年新チームになった時に、新チームの選手が必ず口にする言葉があります。

 

「先輩の代を超えたい」

という言葉。

 

そして、昨年度の久保主将のチームも、今年度の松井主将のチームも、有言実行で先輩の代を超える結果を残してきました。

 

今年度の新チームは、人数こそ少ないものの、個々のタレント性とスタメン11人の質の高さでは過去の代と比べても群を抜いています。

だから新チームに対して、私は厳しい要求を課します。

「どこと戦っても勝てる。勝って当然だ」という立ち位置から新チームは出発してもらいます。

もちろんチーム発足時からこんな要求をすることは過去7年間を振り返っても初めてのことです。

 

ところが、新チーム発足時の期待値としては今よりもはるかに低かった(失礼かな)先輩たちが、結果的には史上最高の結果を残しました。

先輩たちがそこそこの結果で終わっていれば、「先輩の代を超える」ということも可能だったかもしれません。

 

しかし、今回ばかりはそうはいきません。

 

「先輩たちの代を超える」というのは「近畿大会に出場する」のとイコールだからです。

 

いくら強いといっても、しょせんは「立命館のこれまでとの比較において強い」というだけのこと。

近畿大会に出場できるレベルでは、基礎体力や選手層など基本的な部分からして全く足りません。

 

加えて、サッカーの技術以外の部分で3年生の先輩たちに遠く及ばないという現状があります。

朝練の質(集合時間も遅く、ミニゲームの質も天と地の差)、自分たちで課題を克服していこうという主体性(夏季大会の前になると、3年生はこちらが何も言わなくとも、きちんと荷物を整理したり、部室前を掃除したり、対戦相手にも挨拶をしたりしていたこと)など。

 

もちろん、3年生だって完全なチームではありません。

「サッカー以外の部分をきちんと整えることが自分たちの気持ちの安定につながり、サッカーの結果に違いをもたらす」

ということにようやく少しだけ気付けたのが、夏の直前でしたからね。

(新人戦の予選リーグ中に顧問に学習態度の悪さを怒鳴られてみんなで涙を流したのも今では良い思い出ですね。あれから本当に成長した(学習に関してはまだの人もいますが))

 

いずれにせよ、後輩にお手本を残したという点では、大きな功績でした。

 

「まとまりの良さと真面目さ、ひたむきさでサッカーの実力以上の結果を残した3年生チーム」と、

「サッカーの実力は多少あれど、他の部分で確実に足元をすくわれる可能性のある1,2年生チーム」

 

はたして、新チームは「先輩の代を超える結果」を残してくれるのでしょうか。

 

もちろん、残してもらわないと困ります。

立命館中学校サッカー部は「強豪」ではありません。

発展途上のチームですから、常に「昨年より良い結果」を求めていきます。

 

 

幸い、今年度から私学大会が新設されます。

3年生は引き続きチームを結成し、私学大会に向けて活動していきますので、月に1回以上の紅白戦(3年生対新チーム)を行っていきます。

 

新チームは、そこで3年生チームに対して卒業までに勝ち越せるようにしていくこと。

3年生は先輩の意地と、これまで培ってきた団結力をフルに発揮してまだまだチームの模範となる練習姿勢、生活姿勢をみせてもらいたいと思っています。

 

結局「総括」にふさわしい文章にまとまりませんでした。

 

卒業する最後の最後まで、3年生には思う存分サッカーを楽しんで上達してください。

秋から冬は、受験生はサッカーが出来ません。

高校に進学しても、他校からの入学生(クラブチームや強豪校からもおそらくたくさん来るでしょう)に負けない実力を、今から培っておいてほしいものです。高校でも中心選手として活躍してもらえるよう、頑張ってください。

 

新チームは「先輩を超える」というこの上なく困難な課題をクリアできるよう、あらゆる面を見直しながら(全ては「勝つため」ですよ)頑張って行きましょう。