紅白戦 第2節 戦評

2014年10月06日 00:00

3年生チーム 1-5 (1-3、0-2) 2年生チーム

 

文化祭明けすぐという厳しい日程でしたが、紅白戦第2節を行いました。

 

2年生が第2節で早くも3年生に黒星をつけてくれました。

 

両チームとも4-3-3でスタート。

3年生チームは1ボランチにインサイドハーフ2枚の中盤。

それに対して2年生チームは2ボランチにトップ下1枚の中盤。

 

前回ウイングを置かなかったため起点ができず支配を許した2年生は、3トップを配置する形でスタートしました。

試合は開始早々、3年生小川君に単独突破を許しファーストシュートで失点するという最悪の立ち上がり。

3年生小川君はこの試合通じてスピードと突破力で2年生を圧倒していました。かなり伸びてきている印象です。

ただ、この試合に関しては、フィジカルで勝るため個人技に走る傾向のある3年生に、2年生が少しずつ慣れてきました。ラインを少しずつ下げ、突破するスペースを与えない守備に自然とシフト。逆にカウンターが冴えわたります。

 

ただし、2年生のバックラインのつなぎは極めて不安定で、とても現在のままでは土のグランドで後方からの組み立てはできません。

坂井君はパスをもっと広い場所に散らしていく判断とプレースピードを、清水君は右足左足を使い分けすぎてリズムが崩れているので、右足のみでさばくリズムをそれぞれ身に付けてほしいと感じています。

 

さて2年生の攻撃は左ウイングやセンターFWが起点となり、スルーパスを狙いどんどん裏をついていきます。そして相手のバックラインを押し下げると次はフリーになった中盤がバイタルエリアを攻略すべく仕掛けるという、リズムある攻撃ができました(正確にいうとできる時間帯がありました)。

 

ただ、前半で一つ気になったところは左ウイングが中へカットインしていった後、3年生の右サイドバックがフリーになるシーンがあったこと。

ここをどうケアしていくかが今後のポイントになりそうです。

3年生は2失点目を喫したあと、右サイドバックの選手に対して「しっかり守備をしろ!」という厳しい指示をだしていました。しかしそれは私の目には的外れの指示にうつりました。攻撃の起点になる可能性があるポジションだったので、「守備をしろ!」といって意識を後ろに下げさせてしまうよりは、「攻撃の起点になれ!」と言って前向きの意識を持たせるべきでした。「せっかく起点になれる場所なのに、勿体ないな」と感じていました。このあたり、もっと戦術眼を磨いてほしいところです。

 

2年生の得点シーンはどれもサイドからの崩しや中央での個人技など多様なバリエーションで、崩し切ったいいゴールでした。

 

ただし、スコアほど内容が差がついていたわけではありません。

シュート数は前半3年生6本、2年生5本。

後半は3年生11本、2年生5本でした。(合計17 対 10)

支配率も3年生が上回っていましたし、後半の立ち上がりなど、リズムを一切つかめずに押し込まれていました。

押し込まれるほどカウンターが冴えるというのは大きな武器ですが、一方でリズムを取り戻すための工夫や声が無さすぎます。

 

例えば、大きいボールをFWに入れて、中盤を押し上げる。ゴールキックを大きく飛ばせる選手に蹴らせる、など。

また、基本的な指示の声(「ターンしろ」「敵が来ているぞ」「フリーだ、オレにパスを出せ」「○○番をマークしろ」)など、お互いを支えあう指示を出さないと、各自のプレーの展開の可能性を狭めてしまいます。

つまり、主体的に自分たちの流れを引き寄せることができない。

ただ、流れが来るのを待っている状態に陥ってしまいます。そういう時こそキャプテン副キャプテン、GKなどが中心となって盛り上げないといけません。

新人戦も必ず苦しい展開が来るはずです。そこを乗り越えるチーム力が、まだまだ備わっていないように感じます。

 

そんな中、個人個人では馬場君のプレーが冴えわたっていました。

3年生が相手でも3人くらい平気で抜いていきます。新人戦は大いに自信を持って存在をアピールしてほしいと思います。周囲をシンプルに活かすプレーと、左足のクロスやシュートが身につけば、ドリブルはもっと効果を発揮します。プレーの幅をひろげて、もう1次元上を目指しましょう。

前原君も安定したキープ力でゲームを落ち着かせてくれました。怪我がなくなってコンスタントにプレーできればチームの顔になれます。

 

3年生は今回は敗れました。

文化祭直後ということもありましたが、何人かの選手は明らかにコンディションを落としていました。

自分たちで行う自主練習が続いていますが、参加率の低下などが結果に直結したように感じます。

もちろんこれから練習試合を組んでいけるようこちらも善処しますが、「近くに試合が無ければ練習の質が低下する」というのは「ご褒美が無ければ勉強しない」といったレベルの低い話。2年生チームに負けたのに私学大会に優勝するなど到底無理な話。平日の練習メニューを工夫するところからやり直していきましょう。

 

3年生との紅白戦は2年生の強化にとって最高の試合環境です。次は3年生が2年生をぼこぼこに倒してくれることを期待しています。

2年生は紅白戦2連勝・新人戦優勝を目指してまた頑張って行きましょう。

 

最後に、3年生になって新入部員が入ってくれました。嶋津君。

今日の紅白戦で試合デビューしましたが、一生懸命プレーし好印象を与えてくれました。

ミスしても「ごめん!」と叫んで走る姿は、「ミスしたら謝る、そして取り返しに走る」「チームメイトのミスをみんなでカバーしあう」というチームスポーツの原点を思い出させてくれました。

また、外れたシュートボールを拾ってくれた先生に対して遠くから「ありがとうございます!」と大きな声で言ってくれました。

これも全ての部員は見習ってください。

「あいさつ」など大切にしていたはずのことができなくなっているかもしれません。思い出しましょう。

新入部員も迎えた3年生チームの活動がもっとよいものになることを期待しています。