2015 FAリーグ 第1節 戦評

2015年01月17日 00:00

 FAリーグ第一節


立命館中学2-1舞鶴SC

2015年FAリーグの第一節は、いきなりクラブチームとの対戦でした。

相手はさすがクラブチームの選手たち、ボールを持ったらテクニックを駆使して近くの選手と連携しながら前に進んで来ます。

なかなか奪えない→ようやく奪っても敵は選手同士の距離が近いのですぐ奪い返しに来る→またボールを持たれる

この繰り返し。

しかし逆に言うと冬休みにトレーニングしてきたことを活かす応用問題のような試合でした。

ボールを奪った瞬間、周りは敵だらけ。その密集地帯を抜け出せば広大なスペースとこちらの数敵優位。
『やみくもに縦に行くのではなく、敵のいないスペースを見つけてそこにボールを運び崩す』
これが問われるゲームでした。結果的には奪ったあとの後方のサポート(CB坂井くんアンカー佐野くんたち)が効いていて、うまく展開できました。奪ったら縦、ではなく奪って後ろ、そして横へ展開して逆サイドのウイングが走る。こうして右サイドで奪ったボールを最後は左の岩越君まで運び、そこから崩していく形が何度かできました。

しっかり2点を奪った後半残り10分。
集中力を切らした瞬間にワンチャンスで決められてしまいました。

さて、ここからがポイントでした。

それまでは長いボールも蹴らず、近くの選手とコンビネーションで攻めてきた相手の展開が一変しました。


ベンチから『あと2点だ!』という声がかかると、それに呼応するように攻撃が加速。
それまで近くの味方に繋いでいたGKもパントキックを入れてくるようになります。

より攻守の入れ替わりの激しい『オープン』な試合展開になりました。

このようなオープンな展開、打ち合いになるような展開こそ、スピードに長けたうちの得意とするところ。
攻める敵のボールを前向きに奪った選手がドリブルやパスで前に出れば、一気に数敵優位がつくれます。

相手は攻めてラインを上げてるので、FWは前線の広大なスペースを使ってドリブルや裏への飛び出しが容易になります。

つまり、失点後の残り10分こそ、逆に追加点で突き放すチャンスでした。
リーグ戦はトーナメントのように守りきる必要もありません。

3点目のチャンスだ!
とピッチ内の選手全員が感じてくれたら…

『今がチャンスだ!前向きにボールを奪え!』
『カウンターかけるぞ!3点目とるぞ!』

とキャプテンや副キャプテンが言ってくれたら、ピッチ内の選手の意思も統一されたと思いますが。まだそこまで求めるのは難しいでしょうか?

そして最後に、この試合は『ボールを奪う』という『奪う技術』の問われる試合でした。そんな中で前原くんはなかなか素晴らしかったです。自分より大きい敵との競り合いをいとわず、強引にボールを奪います。
『ボールを持てる技術』ばかり中学生は磨いてますが『ボールを奪う技術』も意識しないといけません。

言わずもがな、守備の目的は『ゴールを守る』ことではありません。それでは永遠に攻撃に繋がらないからです。
『ボールを奪う』これが守備の目的。これは攻撃に繋がります。
『ボールを奪う』ことが立命の選手は下手すぎます。ただ相手の前に立ってるだけ。
目の前に立ってるだけの敵か、全力で食らいついてくる敵か、自分がボール保持者ならどちらが嫌か?もっと考えましょう。

そこも磨かないと、上にはいけません。

練習の中でも意識していってほしいところです。

 

次節もまた頑張ります。応援よろしくお願いいたします。